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Cymbopogon citratus
2008/06/25(Wed)
湿度の高い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
なんとなくもわっとした匂いが気になる時期、我が家ではペパーミントやラベンダー、グレープフルーツなどのすっきりした香りでお客様をお迎えしています。
お手持ちのハーブや木のチップなどにほんの1、2滴精油を滴下するだけで、外から来ると(大げさですが^^;)まるで別世界!な気分になれますのでぜひオススメです。

とってもご無沙汰していましたが、今日は精油のお話です。
タイトルにある本日の精油は「レモングラス」。

レモングラスとはイネ科の植物で、その葉から精油が採れます。
学名はCymbopogon citratusと言い、原産地はインドです。元々東インド産(Cymbopogon flexuosus)、西インド産(Cymbopogon citratus)と2種類あったそうですが、今では西インド産が主流となっているようです。

レモン様の香りの奥に甘さと草の匂いがします。香りは強く、他の精油をかき消してしまうほど。
この精油には様々な利用価値があります。
レモングラスの主要成分であるアルデヒド類は抗ウイルス、抗炎症、神経の鎮静、血圧降下、血管拡張、解熱などの作用が認められています。副交感神経を優位にしてくれるので、リラックス&リフレッシュできます。
他にも消化を促進し、消化器系の炎症を鎮めるといわれています。また血行を良くし、温め、乳酸の排出を助け、痛みを和らげることから筋肉疲労、スポーツマッサージ、血行不良による肩こりや腰痛などにも利用されます。皮膚に対しては殺菌、収斂、抗炎症などの作用があり、ニキビ肌のケアにも役立てることができます。

キャリアオイルにブレンドして全身または不調を感じる箇所のトリートメントをするとか、天然塩やオイルに希釈してお風呂に入れるなどして使用します。

ただこの精油には皮膚刺激の可能性があるので、適切な濃度での使用が不可欠です。
一般的には2%以下なので、通常1%以下を目安に使用する(AEAJの規定濃度)場合は問題ないと思われますが、敏感肌の方にはより低濃度での使用をお勧めします。また傷ついた皮膚には使わないで下さい。

またレモングラスに含まれるシトラールという成分(アルデヒド類)は虫除けに利用できます。
今からの季節蚊は大敵ですね。レモングラス精油とアルコール、精製水で簡単に虫除けスプレーが作れますのでぜひお試しくださいね。


ひさしぶりの「本日の精油」、文章ばかりで長くなってしまいました。
最後までご覧くださってどうもありがとうございます。
この精油は一般の柑橘系と比べると香りに少々癖があるかもしれません。でも低濃度で他の精油とブレンドすることで随分使いやすくなります。例えばローズマリーやラベンダー、ベチバー、コリアンダー、ユーカリ、ゼラニウム、ペパーミントなどがよく合いますよ。
ジメジメした季節にルームスプレーとして使っても気持ちよいですね。


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Citrus bergamia〜ベルガモット〜
2007/10/20(Sat)
本日の精油シリーズ・・・実はブログを始めた頃から細々と続いています。
といってもごくごく"たまに"しか書かないのでご存じない方もいらっしゃるかもしれません。(2年間でたった12回しかありませんでした!)

毎回ひとつの精油をピックアップして掘り下げるのがこのシリーズ。
今まで"アロマセラピー"のカテゴリーに入れていましたが、過去の記事もまとめて"本日の精油"に移動しました。


前置きが長くなってしまいましたが・・・本日の精油はベルガモットです。
ベルガモット。学名はCitrus bergamiaでミカン科植物の果皮より精油が抽出されます。ビターオレンジの近縁種で主要産地はイタリア。主な成分はリモネン、リナリルアセテート、リナロール、ベルガプテンなど。

とても爽やかで心地良いフルーティーな香りです。シトラス調の香りの中にもグリーンでフローラルな要素が感じられます。甘さの奥に苦味を感じる、柑橘類の中でもちょっと大人なイメージと言えばなんとなく伝わるでしょうか?

ベルガモットはとても素晴らしく利用価値のある精油です。

この精油は抗うつ作用が広く知られています。柑橘類ですがラベンダーやクラリセージなどに含まれるリナリルアセテートを比較的多く含有し、神経系に対する優れた鎮静作用をもっています。ストレスから来る不調を改善する場合によく使われます。

また泌尿器系の感染症に対するブレンドに加えると効果的と言われています。膀胱炎に対してはサンダルウッドなどと組み合わせて使用すると良いと思われます。
消化器系に対しても力を発揮し、お腹の張りや痛み、消化不良などの場合に、カモミールやフェンネルなどとブレンドして腹部をマッサージすると良いようです。
ベルガモットは冷やす精油として知られており、解熱剤として利用されていたそうです。根を詰めてしまった時、リフレッシュするためにも役立てる事ができます。
どの精油とも合わせやすく、香り、性質ともにブレンド全体の調和をとる為に使用することもできます。

注意すべき事柄はフロクマリン類による強い光毒性です。
適用後12時間以内は直射日光や人工的な日焼けを避ける事が必要です。またメーカーによってはフロクマリン類を除いていある精油を取り扱っているところもあります。

精神的なレベルでは、ベルガモットは自分自身を解放し、楽に、豊かにしてくれます。
完璧主義者でちょっとした小さな事にもイライラしてしまい怒りっぽい、ストレスで自分自身をがんじがらめにしてしまう…そんな人の感情を上手く解き放ってくれます。小さく縮こまってしまった心を広げ、明るく、豊かにしてくれます。

ベルガモットを使っておおらかな気持ちを取り戻す事により、自分自身も認める事ができるようになります。




ヘッドマッサージのお試し期間が残り少なくなってまいりました。(10月末日までです。)
まだ未体験の方はぜひお得なこの機会にお試し下さいませ。











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Rosmarinus officinalis〜ローズマリー〜
2007/08/09(Thu)
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タイトルはローズマリーの学名です。
ローズマリーにはいくつかケモタイプがありますが(シネオール、ベルベノン、カンファー等)、サロンではより一般的なシネオールタイプを使用しています。

実はその昔ローズマリーは嫌いな精油でした。
香りが強烈だと感じましたし、好きな種類ではありませんでした。爽快な強いスーッとした香りとその奥にあるモワっとした甘さ。それが苦手だったのですが、いつの間にか苦手ではなくなっていました。フロリアル精油を使うようになってからはほとんどの精油の香りが好きになったように思います。

ローズマリーには実に様々な薬理作用があります。
全体的に身体を強壮する作用があり、循環器系・呼吸器系・筋肉などに特に効果的に作用するようです。
その詳しい作用は今日は置いておいて、心理的・精神的作用に注目したいと思います。


ガブリエル・モージェイ氏著「スピリットとアロマテラピー」によると、ローズマリーは自尊心を高め、自己価値を見出す、意欲を増す、スピリットを温め勇敢にする・・・とあります。

ローズマリーが適するのは冷淡で神経質、覇気がなく、コンプレックスが人一倍あって、失敗を恐れ、自分では出来ないのではないかと疑う人。無限に広がる可能性の限界を自ら決めてしまいかねない人。自分という唯一無二の存在の価値を正しく認める事のできない人。意欲・勇気・情熱・決断力・愛情などを自ら封じ込めてしまっている人。そしてまたはそれらの状態。

そういう時にローズマリーは自信と意欲を取り戻す、または手に入れる助けになってくれる。自分の背中を押してくれる精油のひとつです。
確かに香りはネロリやローズ、ジャスミンなどと比べると魅力に欠けるかもしれませんが、とても有用性の高いハーブです。

ローズマリーは他の精油と比べて香りで敬遠されがちです。
でも精油のそういう側面にスポットを当てて活用してみるのもひとつかな、と感じています。

皆さんの中のローズマリーはどんなイメージでしょう?




高岡市に「coup」というお花屋さんがあります。
何度か足を運んだ事があるのですが、そこは普通のお花屋さんとは少し趣が異なります。観葉植物がメインで、それ以外にもちろん切花も、植物の鉢も売っています。特に鉢が素敵です。あまり他では見かけないような雰囲気のモノがたくさんあります。
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Pogostemon cablin〜パチュリ〜
2007/07/03(Tue)
もう3日も連続雨模様です。今日は4日目。
どうも湿気っぽくて家のあちこちにある木のチップやドライハーブに精油をたらして気分転換を図っています。今朝のリビングはネロリとパチューリでまったりしています。

パチュリ、パチューリ、パチョリ・・・本によっていくつか読み方(言い方?)が違うけど、皆様はどの読み方がお気に入りですか?
私は普段はパチュリと言っていますが、実は「パチューリ」って言い方とても好きです。エキゾチックな雰囲気が強まって、パチュリという精油そのもののイメージにより近い気がしてしまいます。

実はこのパチューリ、私が一番最初に「ハマった」精油です。
湿った土や草を連想させるようなアーシーな香りです。そこに温かい甘さが加わった、(本によってはムスクに似たとありますが)官能的な香り。私はこの香りを嗅ぐと昔読んだ千夜一夜物語やテレビで観たインドの雰囲気が思い起こされます。実際オリエンタル系の香水に使用されてきた経緯もあります。

この精油はPogostemon cablinというシソ科植物の葉から採れます。主な産地はインドネシアやマレーシア、インド、中国など。う〜ん、産地を聞いただけでエキゾチックな香りがぷんぷんしてきます。
セスキテルペン類を多く含むこの精油、バランス作用に優れています。特に心のバランスを保つのにとても利用価値の高い精油です。
他には抗菌作用や消炎作用、収斂作用が高く、湿疹やニキビなどの皮膚炎や腸炎、下痢などに利用されます。特に皮膚疾患に対してはとても有効なようです。他にも免疫強壮作用があるのでストレスなどで免疫力が落ちてきた時等に使用すると良いと思います。

でも何と言ってもパチューリが一番影響を与えるのは心とスピリットに対してではないかと思っています。
パチューリのこの落ち着いた香り、不安にそわそわした心をひとところに落ち着かせ地面との繋がりを感じさせてくれる。心がゆった〜りした感じになります。そして奥に潜む甘さが心を温めてくれると感じます。
例えば悩み事があってそれに対して考えすぎて不安になったり、考えが堂々巡りをし始めたら、このパチューリの出番です。心が落ち着いたら、なんとなく悩み事を客観的に見る事ができて解決の糸口が見えてきたり、大丈夫という気持ちが生まれてきたりします。
また心が疲れたな〜と感じた時には、パチューリの香りが優しく慰めてくれる気がしてよく使っています。

他に官能を高める作用がよく言われています。ストレスで心が縮こまってしまったら他に目を向ける事が困難になります。恋愛や夫婦関係ってその人にとっての基盤をなすもの。だから相手を想う心や欲する心は大切なものだと思います。


などなど私の大好きな精油パチューリについてでした。

精油の魅力をお伝えする事は楽しいけど根気のいる仕事だと感じます。なぜかというとやはり感覚を言葉で表す事の難しさ。例えばパチューリの心を「落ち着かせてくれる」感覚とフランキンセンスのそれとでは随分違うのですが、落ち着くって言葉だけではご存知ない方にはなかなか違いはわからない所ですよね。その他の説明も合わせて少しは伝われば良いのですが。



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Vetiveria zizanioides〜ベチバー〜
2007/02/15(Thu)
今週はモニターさんの予約が入っていないので、勉強やサイトの構想などいろいろと進めていこうかなと思っています。

それから今日は久しぶりに精油について書こうと思います。

Vitaでは約40種類程度の精油を準備しています。(もう少し少ないかも?)
精油の中にはトリートメントに適さないモノもあるので、基本的な精油であっても使用していないものもあります。
その中から今日のセレクトは・・・ベチバーです。

ベチバーはご存知の通り、深く落ち着いた香りのする精油です。樹脂のような、雨で濡れた土のような匂い。独特の強いオリエンタルな芳香は美しく、遠く異国に想いを馳せてしまいそうです。
イネ科の植物であるベチバーはインドネシアやレユニオン、ジャワ島などで産出されます。精油は根から採れます。インドの伝統医学アーユルベーダでも使用される植物だそうです。


学名をVetiveria zizanioidesといいます。
特徴的な成分はベチベロール、ベチベン、ベチベロンなど。主要成分はアルコール類になります。
主な作用としては、免疫系刺激作用、血行促進作用、収斂作用、鎮痛作用、鎮静・抗鬱作用などがあげられます。鎮痛、血行促進などの作用から、筋肉痛やリウマチのトリートメントに使われます。また通経作用もあり、月経不順や更年期障害にも有用だと言われています。他には膵臓機能を促進させるとも。

ベチバーのキーワードは「繋がる、再生する」。
滋養し、強壮し、回復させてくれる精油。そしてグラウンディングも助けてくれる。
自分自身が繋がる、精神と肉体の繋がり、大地と自分の繋がり。極端に言うとバラバラになった自分の欠片を集めてくっつけて再生するようなイメージを私は持っています。
自分自身を消耗しきったと感じる時によく使われます。
ベチバーの良い所には鎮め過ぎない点もあげられると思います。力強さを感じるような、元気付けてくれるような。

皆さんもベチバーの香りを"あなた全体で"感じてみて下さい。


これ、結構楽しいですよ。
それに精油の勉強になります。作用や学名、成分を覚えることはもちろん大切ですが、アロマセラピーには科学だけでなく、感覚もとても大切だと感じます。特にトリートメントをするようになってからは。
絶対的な正解がある訳ではないですが、自分が精油を知るためにはもってこいの方法だと思っています。
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